一般社団法人日本ディスプレイ業団体連合会

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審査評
【第37回ディスプレイ産業賞(2018)】
審査委員長:橋爪紳也

大賞講評:静岡県富士山世界遺産センター
  静岡県富士山遺産センターは、世界文化遺産「富士山」を保護、保存し、将来の世代に伝えることを確保するうえで拠点となる施設として構想された。「荒ぶる山」「聖なる山」「美しき山」「育む山」「受け継ぐ山」など、多様な側面から、富士山の魅力を紹介している。富士山本宮浅間大社の参道入口に立地し、内外からの観光客を受け入れている。 
  「逆さ富士」を具象化した展示棟の建築デザインとともに、時空を超えて富士登山を疑似体験できる展示造形そのものが、ディスプレイ空間として実に魅力的である。タイムラプスを使用したパノラマ映像、豊富な湧水を水盤とするともに空調の熱源に利用するなど、技術面においても新たな試みがなされている。
  文化芸術振興基本法や文化財保護法の改正を受けて、観光振興やまちづくりの視点から文化財を利活用することが求められているなか、世界文化遺産の価値を内外に継続して情報を発信する役割を担う本施設は、類似施設のなかでも優れて先進的な事例である。
  話題性、社会性とともに、経済効果や地域活性化への貢献、環境に配慮したデザインもあわせて、審査員一同から高く評価された。本年度の大賞を授与するにふさわしい作品である。


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